第23回参議院選挙
情勢
第46回衆議院選挙では、自由民主党が294議席で絶対安定多数で、公明党と併せて325議席で圧倒的多数を占め、他の与党との連立の必要はなくなりました。 とはいえ、日本維新の会が54議席、みんなの党が18議席獲得しており、情勢の変化によっては、懸念すべき事態が発生する可能性は否定できません。
第23回参議院選挙では、前哨戦とされる東京都議会選挙で日本維新の会が惨敗しました。 しかし、代わりにみんなの党が台頭しており、混合診療問題にとっては、まだまだ安心ならない状況です。 「少数派なら大したことないじゃないか」と考えるのは間違いです。 かつて、自公連立政権時の公明党は僅か40議席程度でキャスティングボートを握り提案した政策を実行に移しました。 それと同様、日本維新の会やみんなの党も、第一党と連立政権を組んで、混合診療の完全解禁を押し通そうとする危険性があります。 患者の命が金次第となることを防ぐためには、日本維新の会に10議席以上の議席を獲得させてはなりません。 情勢調査で優勢とされた党の支持者は油断して選挙に行かなくなり、また、劣勢とされた党の支持者は必死に選挙に行くためか、しばしば、調査の結果とは逆の選挙結果が出ることがあります。 だから、最期まで決して気を緩めることなく、徹底した落選運動を展開することが重要です。
落選運動の方法
- 混合診療の完全解禁が如何にして国民皆保険を潰すのか、多くの人に呼び掛けて納得してもらうまで優しくかつ丁寧に説明する。
- 賛同者には何が何でも選挙に行くよう呼び掛ける。また、自身も必ず選挙に行く。
- 日本維新の会およびみんなの党以外の政党および候補に投票するよう呼び掛ける。また、自身も日本維新の会およびみんなの党以外の政党および候補に投票する。
- 個々の選挙区においては、別途説明する通りに投票するよう呼び掛ける。また、自身もそのように投票する。
日本維新の会およびみんなの党の公認候補が居る選挙区
日本維新の会およびみんなの党の公認候補が居る小選挙区では注意が必要です。 具体的な投票活動は次のとおりの行動を推奨します。
- 日本維新の会およびみんなの党の公認候補は駄目、絶対!!!
- 定数別に次のとおり投票する。
- 1人区:対立候補のうち最有力候補にのみ投票する。自民一択。
- 2人区:対立候補のうち1〜2位候補(2位優先)に投票する。ほぼ民主一択。
- 3人区:対立候補のうち1〜3位候補(下位優先)に投票する。ほぼ民主か共産。
- 4人区:維新かみんなの候補の各1名当選阻止は困難な情勢。
- 5人区:対立候補のうち1〜5位候補(下位優先)に投票する。
- 細部の政策には目を瞑り、日本維新の会およびみんなの党の公認候補を落選させることを最優先する。
最有力対立候補の公約も気に入らないという場合もあるかもしれません。 自由民主党は嫌だと言う人は少なくないでしょう。 しかし、どんなに自由民主党が愚策を連発しようとも、患者の命が金次第となるよりは遥かにマシです。 冒頭の「情勢」の所に書いたとおり、日本維新の会およびみんなの党に10議席以上の議席を獲得させてはなりません。 背に腹は変えられません。 二兎追う者は一兎も得ずと心得ましょう。 まずは、混合診療の完全解禁を阻止することを優先しましょう。 票が分散して対立候補が共倒れになっては全て水の泡です。 決して油断することなく、徹底した落選運動を展開することが重要です。
尚、個々の選挙区の情勢は、読売新聞と時事通信と日本経済新聞の情勢分析を参考にしました。 毎日新聞は情勢分析が見当たりませんでした。 朝日新聞は有料会員のみ閲覧可能で、産経新聞はあいまいな表現で順位が明確ではありません。
1人区
選挙区 | 定数 | 1位見込候補 | 2位見込候補 | 要警戒候補 | 応援候補 |
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青森 | 1 | (自民)滝沢 求 | (生活)平山 幸司 | (自民)滝沢 求 | |
栃木 | 1 | (自民)高橋 克法 | (みんな)沖 智美 | (みんな)沖 智美 | (自民)高橋 克法 |
山梨 | 1 | (自民)森屋 宏 | (みんな)米長 晴信 | (みんな)米長 晴信 | (自民)森屋 宏 |
三重 | 1 | (自民)吉川 有美 | (民主)高橋 千秋 | (自民)吉川 有美 | |
愛媛 | 1 | (自民)井原 巧 | (みんな)藤岡佳代子 | (みんな)藤岡佳代子 | (自民)井原 巧 |
大分 | 1 | (自民)礒崎 陽輔 | (無所属)後藤慎太郎 | (自民)礒崎 陽輔 | |
鹿児島 | 1 | (自民)尾辻 秀久 | (民主)皆吉 稲生 | (自民)尾辻 秀久 |
2人区
選挙区 | 定数 | 1位見込候補 | 2位見込候補 | 3位見込候補 | 要警戒候補 | 応援候補 |
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北海道 | 2 | (自民)伊達 忠一 | (民主)小川 勝也 | (諸派)浅野 貴博 | (民主)小川 勝也 | |
宮城 | 2 | (自民)愛知 治郎 | (民主)岡崎トミ子 | (みんな)和田 政宗 | (みんな)和田 政宗 | (民主)岡崎トミ子 |
茨城 | 2 | (自民)上月 良祐 | (民主)藤田 幸久 (みんな)石原 順子 | (みんな)石原 順子 | (民主)藤田 幸久 | |
新潟 | 2 | (自民)塚田 一郎 | (民主)風間 直樹 | (生活)森 裕子 | (民主)風間 直樹 | |
長野 | 2 | (自民)吉田 博美 (民主)羽田雄一郎 | (みんな)角 恵子 (共産)唐沢 千晶 | (みんな)角 恵子 | (民主)羽田雄一郎 | |
静岡 | 2 | (自民)牧野 京夫 (民主)榛葉賀津也 | (維新)望月 飛竜 (みんな)鈴木唯記子 | (維新)望月 飛竜 (みんな)鈴木唯記子 | (民主)榛葉賀津也 | |
京都 | 2 | (自民)西田 昌司 | (民主)北神 圭朗 (共産)倉林 明子 (維新)山内 成介 | (維新)山内 成介 | (民主)北神 圭朗 | |
兵庫 | 2 | (自民)鴻池 祥肇 | (維新)清水 貴之 (民主)辻 泰弘 | (維新)清水 貴之 | (民主)辻 泰弘 | |
広島 | 2 | (自民)溝手 顕正 | (民主)森本 真治 | (生活)佐藤 公治 (維新)灰岡 香奈 | (維新)灰岡 香奈 | (民主)森本 真治 |
福岡 | 2 | (自民)松山 政司 | (民主)野田 国義 (共産)真島 省三 (維新)吉田 俊之 | (維新)吉田 俊之 | (民主)野田 国義 |
3人区
選挙区 | 定数 | 1位見込候補 | 2位見込候補 | 3位見込候補 | 4位見込候補 | 要警戒候補 | 応援候補 |
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埼玉 | 3 | (自民)古川 俊治 | (公明)矢倉 克夫 | (民主)山根 隆治 (みんな)行田 邦子 | (みんな)行田 邦子 | (民主)山根 隆治 | |
千葉 | 3 | (自民)石井 準一 | (自民)豊田 俊郎 | (民主)長浜 博行 | (みんな)寺田 昌弘 | (みんな)寺田 昌弘 | (民主)長浜 博行 |
愛知 | 3 | (自民)酒井 庸行 | (民主)大塚 耕平 | (共産)本村 伸子 | (みんな)薬師寺道代 | (みんな)薬師寺道代 | (共産)本村 伸子 |
4人区
維新かみんなの候補の各1名当選阻止は困難です。 せめて、下位候補の潰し合い等で維新やみんなの候補の当選数が増えないよう、注意が必要です。
選挙区 | 定数 | 1位見込候補 | 2位見込候補 | 4位見込候補 | 5位見込候補 | 要警戒候補 | 応援候補 |
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神奈川 | 4 | (自民)島村 大 | (みんな)松沢 成文 (公明)佐々木さやか | (民主)牧山 弘恵 (共産)畑野 君枝 | (みんな)松沢 成文 | ||
大阪 | 4 | (自民)柳本 卓治 | (維新)東 徹 (公明)杉 久武 | (民主)梅村 聡 | (共産)辰巳孝太郎 | (維新)東 徹 |
5人区
情勢では維新かみんなの候補は当選圏外なので、下位候補の潰し合い等で維新やみんなの候補の漁夫の利とならないよう注意が必要です。
選挙区 | 定数 | 1位見込候補 | 3位見込候補 | 4位見込候補 | 要警戒候補 | 応援候補 |
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東京 | 5 | (自民)武見 敬三 (公明)山口那津男 | (自民)丸川 珠代 | (無所属)山本 太郎 (共産)吉良 佳子 (民主)鈴木 寛 | (維新)小倉 淳 (みんな)桐島ローランド |
日本維新の会およびみんなの党の公認候補が居ない選挙区
混合診療に反対する候補の中から、最有力な候補に投票しましょう。
比例区
比例区は、日本維新の会およびみんなの党以外であれば何処に投票しても問題ありません。
注意を要する政治団体
日本維新の会
このように、混合診療の完全解禁は、がん患者を初めとした難病患者にとって百害あって一利なしです。 他の政策がどうであるかに関わらず、混合診療の完全解禁たった一つだけで、これら患者にとっては著しい不利益です。 それゆえ、混合診療の完全解禁を掲げる政党に対しては、徹底的に不信任の意思を叩き付けるべきでしょう。 これは、がん患者を初めとした難病患者にとって、決して、妥協できない最低ラインです。
日本維新の会はマニフェスト(維新八策)にて「混合診療を完全解禁」を、マニフェスト(骨太2013-2016)「混合診療の解禁」を掲げています。 よって、日本維新の会が、混合診療の完全解禁を撤回するか、政党を解体するまで、落選運動を緩めるわけにはいきません。 生命と最低限のQOLのための医療を勝ち取るまで、最後まで戦い抜きましょう。 日本の医療を良くするも悪くするも、全て、国民一人一人の行動次第です。
みんなの党
尚、みんなの党も選挙公約にて「混合診療を解禁」を掲げています。 よって、みんなの党も日本維新の会と同様に落選運動の対象とします。